Ryuji Koyama Architect
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このプロジェクトでは、都市によくあるテナントビルが、その建物に入っているテナントスタイルに関係ない様相の外観になっていることに疑問を持ち、それは根本的なビルディングタイプの構築から問題があるのではないかと問いかけた結果始まった計画である。

 各テナントはそのサービスの仕方が表面化し人を引きつけるものでなければならない。

ところが、現在の都市の繁華街を彩る路面店は、高級なブランドの店舗がずらりと並び、どの都市に行っても同じようなブランドが軒を連ねて、全く変わりはない。今や主要都市にはその国の特徴を感じることが少ないと感じる程である。

 日本における商店街と比較してみると、今や元気で賑わいを見せていた商店街は、間の路地が拡幅され、あちらこちらの店をジグザグに歩きながら店を物色することがしづらくなった。 そこで考えたことは、この路面の道路そのものであり、各テナントの店自体をボックスとしてみなし、積み上げることであった。 この道路を立体的に上らせてそこに面してテナントの店舗のボックスが寄り付くビルを創造すると、その外部側には、各テナントのボックスが重層する様子が見える。それこそテナントビルの外観に相応しくなる。各ボックスはその外部に特徴を出し、ロゴを掲げ、ビルの外観から、どこにどんな店舗が入っているかが一目で分かるものとなる。

 どこにもあるブランドショップは、誰でが知っている有名店であるので、その路面を地元の店に譲って、テナントビルの上層に構えても良いのではないだろうか。この、イルカセット型のテナントビルであれば、外観からも一目で分かる。 このビルは、そのテナントによって様々な色が出る。街は路面だけではなく上を見上げても活気溢れた楽しいものとなる。そしてこのビルが出来ることによって、人が人を想い譲りあって生きる人の為のビルが出来るのではないかと期待したい。