Ryuji Koyama Architect
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このプロジェクトは、集合住宅を計画したものである。

 以前から集合住宅の形態的な形式に疑問を持っていた私は、このプロジェクトでその疑問に挑戦したものである。

 建物の外回りに柱梁があり体力壁で囲まれるという既に固定概念化して普遍的とも言えるこの形式は、開口部が制限される等、プランの自由度を奪うものであり、どの場所に建とうが、その個性は出し切れないものとなるのである。

 そこで、戸建て住宅と同等の自由なプランの開放感を持たせるプランを創る為に、備えられる構造から考え直したものである。

 先ず、地上3階立て9戸を組み込むブロックとして、3つの3階縦建ての円筒型のブロックを想定し、それらの中心に大きな柱を置く、それぞれのブロックは、三角を描く様に互いに少しづつオーバーラップさせて置くことで、各ブロックの中心の柱が三角を描く。その3点を基軸に櫓を造り、各円形の平面の外周にテンション材を細かく入れることで、地震時にはこのテンション材が均整を保つことで保有体力が成立する構造となると考えた。

 これにより平面計画には中心の大きな柱以外に邪魔をするものは無く、開口部は自由に開けられ、プランも開放的になるのである。 この建築が出来ることにより、これからのマンションの住まい方が豊かになることを期待するものである。