Ryuji Koyama Architect
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水都大阪中之島GATE   中之島漁港/中之島食堂

敷地は、大阪中央卸売市場の川向にあり、以前は税関があったところの土地である。もう使われなくなったこの土地で、水都大阪のイベント会場の一つとして、中之島GATEという名の下に、過去5年程前から様々なイベントが行われてきた場所である。

 今回のプロジェクトは、これまでの様に一時期のイベントでなく、地域活性化にも向けて、事業社向けにこの土地を貸し出し、継続的な利用計画を立てたものであった。

 事業を展開しようとした業者は関西を中心に店舗展開をしている会社で、食卓に新鮮な魚を届けたいと言う願いを持っていた。この願いを実現するた為に、日本各地の漁港を巡り、その想いが一致した水産卸売業者を探し当てた。こうして、業者と、水産業者の合資による事業展開が始まった。

彼らの望みは、この場所で、産地から直接配送した魚を生きたまま、生簀に入れて卸し販売することと、そしてその魚を中心に野外バーベキューの食堂を作ることであった。

 私への要望は、その食堂を作るにしてもここでしか味わえない環境の下に、少しアミューズメント化した屋外食堂の場を演出する建築であり、それは、その建築があるからこそ食べたくなるような、野外での食の場の演出であった。私はこの課題に答える為に、この業態に、且つこの環境に相応しい提案を考えた。 それが、桟橋である。港に水辺と関わる桟橋は、船の発着に無くてはならないものであると同時に、映画など様々な風景の場面の背景に使われる様に、ドラマティックなものである。 そんな、桟橋が持っているイメージをここに設え、それも幅4m長さ約100mの大きなもので、実際には直接船は付かないが、その船の変わりに様々な人やイベントが発着するイメージなのだ。

 敷地が既存のコンクリート堤防の内と外にあり、しかもその堤防の高さが3mを超える場所がある為に、その両敷地を跨がってアクセス出来るものである必要があり、その条件を含めて一つの答えとなる形を探した結果だった。

 この会場に来た人々は、何度か来るうちに、その仕掛けに気づいてくれるだろうか。

でも、気づかないほどに環境に溶け込んでいることが大切なこととしたら、気づかれないことが成功と言えるのか。

 

ここは、開店当時から大変な賑わいとなり、水都大阪川口には、無くてはならない場となりこのプロジェクトに関わらせて頂いたことに感謝します。